後編(下の前編から読んでください)*******************
トーク終了後、大きな拍手に送られてジョージさんと松尾さんは退場。
1本目『極道恐怖大劇場 牛頭』上映開始。
………すいません、トーク終了後すぐに外に出てしまい上映中は
戻れなかったため会場の様子を実際に見たわけではないのですが…。
テアトル関係者の方によると、「『牛頭』は、実はある映画祭で一度
劇場上映されたことがあるんだけど、その時でも今日ほど盛り上がり
はしなかった。というか、これだけ盛り上がるなんてすごい…!」と、
非常に感慨深げなご様子。どうやら上映中の場内は大いに湧き、エンド
ロール時には拍手すら起こったようです。
三池崇史監督による怪作『牛頭』は、この日の上映作品中唯一DVDで
観ることが出来ますので、当日会場にいらっしゃることが出来なかった
方もぜひ一度観てみてください!
続いての上映作品は野田幸男監督による迷作『ザ・カラテ』。
なぜか日本語と英語が入り交じった「不思議な親子トーク」に始まり、
中華料理店の店員役・山城新伍の怪演っぷり、主人公・山下タダシの
名言「5万ドルが欲しいんだ!(ごま〜んどるがほすぅい〜んだ)」、
カラテの達人なのに全員飛び道具遣い(カマ、ナイフ、吹き矢etc.)
という意味不明な設定、喧嘩のシーンに比べてやけに地味な武闘大会、
あっさりしすぎてて同情すらおぼえる殺害シーン、そして最後の
まったくオチてない投げっぱなしクライマックス…あああ、突っ込み
どころが多過ぎて突っ込みきれない! もちろん会場は爆笑の渦!
実際アンケートでも多くの方が書いていたんですが、これ『2』『3』
も絶対観たくなります。やりますか『ザ・カラテNight』!?
…この時点ですでに4:30あたり。しかし、驚いたことに会場内は
熱気に包まれたまま。むしろ皆さん活き活きとしているような…。
休憩ののち、お待ちかねのプレゼント抽選会が行われました。
当日の賞品はというと…「『恋文日和』講談社漫画賞受賞記念タオル」
「IKKI作成・ジョージ朝倉Tシャツ」「ジョージ朝倉私物Tシャツ」
「ジョージ朝倉公式サイト管理人はむらび氏ご提供・ジョージ朝倉
執筆の同人誌『ガラスの化面』」「フィールヤング編集部ご提供・
フィールヤング中吊り広告&『ピース オブ ケイク』色校サイン入り」
「『平凡ポンチ』別カバー付録・『破戒』第1回掲載の月刊IKKI・
ジョージ朝倉&松尾スズキ両氏のサイン入り」「『平凡ポンチ』
複製原画サイン入り」(←これ、私が間違ったため複製原画ではなく
ただのカラーコピーイラストになってしまいました。当選者の方、
ごめんなさい!)そして「ジョージ朝倉私物アクセサリー」!
当選者の皆様おめでとうございます! 外れた皆様ごめんなさい!
「レアアイテムが当たる抽選会」というの、嘘じゃなかったでしょ?
そして最後の上映作品は名匠成瀬巳喜男監督『驟雨』。
これ、かなり古い作品ですしそれまでの2本にくらべて地味でも
あるため皆さん帰っちゃうor寝ちゃうかな…と思っていたのですが、
思いのほか多くの方々が最後までしっかり観てくださったようです。
いや、確かに地味ではありましたが…非常に繊細で柔らかな、素敵な
映画でした。大スクリーンで観る原節子はやはり輝いておりました。
私も思わず食い入るように観てしまった次第。
ちょっと真面目なことを書くと…『牛頭』が持つ強烈なオリジナリティ、
『ザ・カラテ』が持つ荒唐無稽さ、『驟雨』が持つ繊細な叙情性。
この3つにより、「ジョージ朝倉」という作家が、そして『平凡ポンチ』
という作品が創られているといっても過言ではないと私は考えています。
つまり、一見かなり支離滅裂ですが、これほどまでに『平凡ポンチ』と
いう作品にふさわしいセレクションもそうなかったのではないかと思う
のです。それで、「ジョージさん冴えてるじゃん」とかそういうことが
言いたいわけじゃなくて(もちろん、冴えてると思ってますけれども)
…この3作品をご覧になった方々に、もう一度あらためて『平凡ポンチ』
を読んでいただいたら、また違った感想が生まれるんじゃないかな…
なんてことを思っただけなんですけれど。
逆に言えば、『平凡ポンチ』をもっと知ろうとしてくださっている
読者の方がもしいらっしゃれば、上記3作品を参考としていただけたら
…とも思っています。
そんなわけですべての上映作品が終了。午前6:30だというのに、皆さん
それほど疲れた様子もなく。楽しんでいただけたようで…何よりです。
おかげさまで用意していたIKKI COMIXも完売(IKKI本誌は残ったけど…)。
このイベント、大成功って言ってもいい…ですよね? ダメですか?
もし大成功って言ってもいいのなら…それは、仕事の合間を縫って出演
してくれたジョージ朝倉氏、松尾スズキ氏、勝手なお願いばかりだった
のに快く引き受けてくださった東京テアトル&テアトル新宿のスタッフの
方々(この企画は単に「お金を出して場所を借りた」というものではなく
テアトル関係者の方々のご協力によって実現したものなのです)、そして
何よりもご来場いただきました皆様のおかげです。
本当にありがとうございました!
出来ればこういった企画をまたやりたいと思ってますので…その時には
どうかよろしくお願いします。
そして、今後の参考とさせていただきたいので、もしご自身のblogなどで
当日の感想をお書きになってる方がいらっしゃったら、トラックバックを
送ってくださいませ。お待ちしてます!
(追記)
松尾スズキ氏の
blogで昨日の話題が早くも取り上げられております。松尾さん、昨日はお疲れさまでした! イベント中、そんなに朦朧としていたようには見えませんでしたよ。
(T)
| 平凡ポンチ 4 |
 | 著者名:ジョージ朝倉(著) 出版社:小学館 出版年:2006.06 ISBN :4091883249 |